シネ・ラブレターの形を借用しながら、カメラがヒロインに恋したかのように、初々しい少女の一瞬の輝きをすくいあげる。ぴあフィルム・フェスティヴァル審査員かわなかのぶひろをして「新人類の映画」といわしめた作品。ポスト大林宣彦世代を予見したラストシーンは唖然とさせられるほど爽やか。