1959年9月、伊勢湾台風が起き、城之内元晴、松本勲ら一行は、ただちに撮影を決行する。破壊された建物の屋根や流れ行く死体を収め、インタビューは細切れで、編集は感情を断ち切り、ドキュメンタリーでありつつもアナーキーな魅力に溢れている。