カナダのケベック州オダナクに1世紀以上住んでいる、アベナキ族のイヴォンヌ・ムサドクの物語は尽きることがない。彼女の話し相手は、オダナクに育った監督のアラニス。自身先住民作家として30本以上のドキュメンタリーを発表してきた監督は、原点に立ち戻り、育った村を撮りながら、自らの民族の物語を叙情的にうたい上げる。