北方領土をロシア側・日本側の二つの視点で捉えた二部構成のドキュメンタリー作品。前半「昭和編」は日本班(監督/大塚汎)が担当し、元島民だった日本人の様々な思い出や体験が、当時のニューズリールを交えて語られる。後半「平成編」をアラノヴィッチが担当し、現在の島民であるロシア人の生活と心情が、重くたれ込めた島の風景と共に綴られる。