フォックスに移籍後のフォードが最初に成功を収めた作品。大陸横断鉄道建設に関するこの叙事詩は西部の景観を捉える彼の類い稀な感覚が発揮されている。今日では西部劇の代名詞のようなフォードだが、驚くべきことに、2年後の『三悪人』の興行的失敗により、『駅馬車』(1939)まで13年間このジャンルを撮ることはなかった。