スイス・アルプスの酪農一家の日常生活を描写。豚に餌をやり、チーズを作り、牛の乳をしぼり、肥やしを蒔く。冬になると材木を削る。説明も分析も美化もない。言葉も台詞もほとんどなく、カメラはただゆっくりと動き、風景は息を呑む色彩のなかに広がっていく。山形国際ドキュメンタリー映画祭’97コンペティション作品。